もう1ヶ月以上も前ですが、我が家のニャンコ2匹が食欲不振になりました。兄妹だからって2匹揃って具合悪くなる必要ないじゃん…。
思い当たる原因はありました。前日にペットショップに連れて行き、爪切りをしたことでした。いつもは自力で切ったり動物病院でお願いしているのですが…

…という軽い気持ちで行ったら結果的にハチャメチャな展開に(涙)。

我が家では猫の嘔吐騒動のきっかけは『この爪きり騒動では?』とちょっと怪しんでいます。
そんなニャンコのゲロゲロ祭りと食欲不振ですが、無事に復活するまでのドキュメンタリーを備忘録として残しておきます。
同じように猫ちゃんの原因がよくわからないけど、ご飯を食べてくれなくて困っている飼い主さんのお役に立って貰えれば幸いです。
季節の変わり目が原因?それともストレス?猫が食欲不振になった!
うちの猫をペットショップの爪きりにお願いした翌日から、徐々に食欲が落ちてきました。季節は3月中旬。気温も20度を越える日が続いたりと、かなり寒暖差がある週でした。
食べない原因はこの気温差か爪切りだろうな〜と。連れて帰って来た時に相当堪えていたように見えたので。
最初は朝晩のご飯も食べていたのに1割、2割と減っていき遂には半分に。週の終わりには、ほぼ食べなくなりました。
ご飯のメニューも全く変えていません。そして二匹とも元気。ですが食べてない分だけ、ウ◯コは出ません。
猫が茶色い吐瀉物を吐いて元気がない
いつものご飯メニューも少量しか食べなくなり、フードにお湯を掛けてふやかしたり、鶏肉を茹でてほぐしたり、煮汁だけなら飲むかな、と試行錯誤するけど

と言うような顔で静かに眠り続けます。元気の無いクマは見てるのもツラい…。同じくトラちゃんもご飯食べてないのに元気に走り回っていました。

そんな食欲が落ちて5日目ぐらいにクマに異変が。静かに横になっていたのに突如大きな声で「ウニャー!ウニャー!」と今まで鳴かないような声を上げました。

と、慌ててクマに駆け寄ったら『ウオッウオッ』とお腹を波立たせて、水っぽい茶色い吐瀉物をワーッと吐きました。
今まで急いで食べて『ゴホっ』とご飯を丸々吐くパターンはありましたが、水っぽい嘔吐は初めてでした。
クマ本人も相当驚いたらしく

という感じで前脚でカキカキしていました。ナゼかトラちゃんも参戦して前脚カキカキ。掃除の邪魔でしたけど。
クマは寒いのかヒーター前で寝るばかり…。
その後も2日間ご飯たべません。お水だけは飲んでいました。
猫が食欲ない!連れて行けないから動物病院に相談することに
クマの食欲も元気もなくて心配になるばかり…。行きつけの動物病院にも電話しました。連れて来るのが難しいなら飼い主さんだけ相談に来てと。
行きましたよ。でもね…。

獣医さんも人間だから犬好きとか猫好きとかあるんでしょうね…。そこの動物病院は犬の関連商品は充実してるのに猫は全くで。

猫が食べたモンを食べさせりゃイイんじゃね?
…って。
いやいや、食べないから相談来たんだけど!
栄養面とか考えないの?吐いたり一週間食べてないのに?病気とか想定しないの?
そこの獣医さん曰く本来のフード以外のおやつでも刺身でも何でも猫が食べたがる物を与えておけばイイと…。取りあえず『食べていればOK』という考えなんでしょうね。
あとは猫を連れて診察しないとわかんないし知らないと。かなり無責任な感じでした。私としては…
- こういうフードがありますよ。
- こういう手作りご飯を与えたらどうですか?
- 原因は××かも知れないから◯◯してみます?
…みたいな簡単なアドバイスで良かったですよ。凄くガッカリして帰ってきました。
動物病院でアドバイス通りにご飯を出してみた
ブツブツと不満を抱えながら、アドバイス通りご飯を試行錯誤してクマに与えてみました。
- お刺身も出してみました。
- 大好きなニボシも与えました。
- 鶏肉を茹でて出してみました。
近寄るだけで食べません。

違う動物病院で猫を診察…獣医師専用の缶詰を処方して貰った!
相変わらずクマの食欲は落ちたまま。元気も無くずっと眠っています。このまま見守るのも辛いので違う動物病院に連れて行くことに。
初めて行く動物病院でしたが待合室で一緒になったお婆さんと話していたら、とても印象の良さそうな獣医さんなんだと感じました。
クマを連れて診察室に行くと私たちの話を聞きながら丁寧に問診してくれました。クマも診察台の上でジッと耐えています。
結局、食欲不振と嘔吐の原因は不明。
クマのメンタルや体力を考えて血液検査はしませんでした。そこで獣医師さんが提案してくれたのが…
獣医師専用の療法食の缶詰でした。

動物病院で獣医師専用の特別療法食缶詰を2つ購入
獣医師さんがコチラの『Hill’s 猫用 獣医師専用 消化ケアi/dチキン粗挽き』を持って来て説明してくれました。
写真は自宅で撮ったのでおもいっきり畳ですけど。そして回復した時にモリモリ食べていたShebaが映っています。

猫ちゃんの食欲が無ければこちらを与えてみては?チキンペーストですよ。
と詳しく教えてくれました。ペースト状ならお腹に優しそう。必ず食べるとは言えないけれど…という事で2缶購入。残したら冷凍保存できるらしい。
帰宅後に猫に獣医師専用の特別療法食缶詰を与えてみた
動物病院から帰って来て、クマを少し休ませました。疲れたのかスヤスヤ寝ていましたが缶詰の反応も気になるので目の前で…

と、購入した缶詰をクマの目の前でパカッと開けてみました。するとクンクンと臭いを嗅いで

と、まだまだ覇気のない顔でも食欲は少し出たようで覗き込んだので、クマとトラちゃんの器に少量ずつ入れて出してみました。
2匹で爆食い!

ベロンベロンと器まで舐め回す勢いだったので足そうかと思いましたが、空腹から一気に満腹になってまたお腹を下す心配があったので止めました。その後も

と鳴いていました。本当に猫ってよくわからない…。
2日ほどで缶詰も完食し、Shebaと通常のカリカリフードも食べる程の元通りのクマとトラに戻りました。
本日のまとめ
- 猫ちゃんの食欲が落ちて戻らない時は、動物病院へ直行した方が愛猫も飼い主もラク!
- ウチの猫には獣医師専用の特別療法食缶詰 消化ケアi/dの食い付きが良かったです。
- 動物病院へすぐに行けないようなら、通販やペットショプ、ホームセンターで販売している栄養食でも補える場合もあります。
普段から猫ちゃんの健康管理に気をつけている筈なのですが、これから夏前の季節は特に湿気や暑さは大敵ですね。
猫ちゃんって想像以上に我慢強くてビックリしました。些細な異変にも気付けるように飼い主として気を配る必要がありますね。

