昨日の平昌オリンピックでは、スピードスケートのマススタートをはじめて見ました。かなり難しいルールに戸惑いつつ、競馬のようなレース展開にハラハラ&ドキドキ。
第1レースに登場した高木菜那選手は、早い段階の中間ポイントで落ち着いて5ポイントを獲得。そのまま体力を残したままゴールしました。

しかし第2レースで思わぬハプニングが…。
佐藤綾乃選手がまさかの転倒!
佐藤綾乃選手が巻き込みにあって転倒…
#スピードスケート #マススタート pic.twitter.com/3tlpppNhMP— 猫助 (@NekoSuke5) 2018年2月24日

2人揃っての決勝進出は間違いないと信じていたので、ちょっと焦りました。日本はこの競技は『個』よりも『協力』して勝ちにいくのを得意にしているそうなので…。

と思ったら…なんと金メダル(*’▽’*)!
どうやら、この佐藤綾乃選手の転倒が高木菜那選手に勢いを与えたようです。
今年の目標は金メダル2つ!高木菜那選手 自身が掲げた目標を見事に叶える
高木菜那選手は公益財団法人 日本スケート連盟の『ナショナルオールラウンド強化選手』として登録されています。
その強化選手のプロフィールの中でこのような目標を掲げています。
参照 公益財団法人 日本スケート連盟
今年の目標…
平昌オリンピックでチームパシュート、マススタート金メダル!!!

普通これだけ目標を高く設定したら、なかなか達成できないですよね…。それを2つとも見事にクリアしてしまうとは、やっぱり日頃の努力の成果が出せたのでしょうね。



佐藤綾乃選手がまさかの転倒…更に金メダル獲得に燃える!
平昌オリンピックのマススタート準決勝。第2レースで佐藤綾乃選手が転倒してしまいました。立ち上がりましたが肘を強打しそのままリタイアとなりました。


転倒した佐藤綾乃選手の姿を見て、高木選手は金メダル獲得後のインタビューで次のように答えています。
「日本でワンツーフィニッシュを狙っていたが(1回戦で転倒に巻き込まれた)佐藤が転んでリタイアしてしまったので、佐藤の分まで金メダルを獲りにいくぞという気持ちだった。
パシュートで金メダルを獲れたので、落ち着いてマススタートに臨むことができた」
引用 スポニチ
佐藤選手の無念も晴らしてくれたんですね。姉御肌な高木菜那選手…。
妹の美帆さんが先にオリンピックに行ったこともあり、ライバル関係もあったと思います。団体で獲った金メダルが安心感を与えてくれたお陰で、大胆に責めに行けたのでしょうか。
日本はマススタートを2人で協力して戦うのを得意としています。仲間意識が強いからこそ、ひとりになって発揮されたチカラだったのかも知れませんね。
そして高木菜那選手が今回の平昌オリンピック初種目として初代女王となりました。

今回はじめて平昌オリンピックで見たマススタート。ルールが難しく途中での加点はよく分からないまま見ていました。
ただ、どこで駆け引きをするのか、技術だけではなく運などにも左右され、非常にレース展開が面白い競技です。今後も日本勢が大会で活躍する事を期待しています。