お盆が近付く季節になるとふと思うのですが、お墓参りのお線香って1本?紙で包んである1束のまま?どっちであげるのが正解なのでしょうか?
いつも親や親戚などの姿を後ろからコッソリ、見よう見まねでお線香をあげていました。ウチではそのまま束であげていましたが、嫁ぎ先は数本ずつ…何か違いがあるの?


では、お墓参りにお線香をあげるのに1本?又は数本ずつ?1束?色んな説があるので調べてみましょう。
お墓参りにお線香をあげる理由とは?
まずお線香をあげる理由は何でしょうか?煙りだけでは無く香りまでしますけど、ちゃんとした理由って知らずにあげています。なので調べてみました。
- 仏様(故人)へのお供え物(食べ物)。
- お線香の香りと煙りによってその場を浄化する意味。またお参りに来た人の心も清める意味もあると言われています。
- お線香によって仏様(故人)との対話を可能にする手段。
他にも宗派によって色んな説がありますが、上の3つが代表的な意味になっているようです。深いんですね〜。
仏様(故人)が食べ物として召し上がるのなら、せっかくですから良い香りのするお線香を手向けたいですね。
最近はサクマドロップスのお線香やミルキーのお線香
など、甘い香りのするお線香があるようです!衝撃でした…。
お墓の前にあま〜い空気に流れそうですね。甘党の故人には喜ばれそうです。他にもいちごみるくのお線香や不二家ネクターのお線香
などもあるようです。
お線香というよりもお供え物に近いような?甘い香りでお参りしていてもお腹が鳴っちゃいそうです。
お線香をあげる本数は?1本?3本?束?それって宗派?
では本題のお墓参りでお線香のあげる本数ですが…。
3本というは【仏・法・僧】にそれぞれ1本ずつお線香をお供えするという意味を表しているそうです。それで3本が定着したようですね。
ちなみに【仏・法・僧】は【仏→お釈迦様】・【法→その宗派】・【僧→仏の教えに従う弟子】を示しています。
ですが、宗派によって本数がわかれる場合もありますので以下を参照にしてください。
- 1本:日蓮宗・曹洞宗・禅宗・臨済宗
- 1本:浄土真宗(適当に折って香炉に横に寝かせる)
- 1本又は2本:浄土宗(2つに折る場合もある)
- 3本:真言宗・天台宗
※地域や宗派によって更に違う場合があります。
そして束であげてもOKらしいです。大事なのは故人や仏様を供養する気持ちですからね。


一番やってはいけないのがお線香を消すときのマナー違反です。
お線香の消し方の注意点!口で吹き消すのはダメ!
たまに見掛けるのがお線香をフーっと口で吹き消してる方がいますが…アレはNGです!
人の息は不浄で汚れていると古くから言われています。そんな息で吹き消したら失礼ですからね。せっかくお線香で清めても台無しになってしまいます…。
なので、自然に火が消えるのを待つかお線香をスッと下に引いて消しましょう。又は手のひらで仰いで消すのも品があってオシャレですね。
本日の雑学のまとめ
では本日の【お墓参りのお線香は1本?束?どっちのマナーが正しいの?】についてのまとめです。
- お線香をあげる理由は仏様(故人)へのお供え物(食べ物)。
- その場所とお参りに来た人の心も清める意味もある。
- お菓子のような甘い香りのお線香も販売されている。
- お線香をあげる本数は3本が主流!…だけど宗派によって本数がわかれる。
- お線香は口で吹き消しちゃダメ!手のひらで仰いで消しましょう。
お花をお供えするのと一緒で気持ちが大事みたいですね。

なのでお線香も束であげても問題ないようです。あまり目くじらを立てて本数を気にしなくてもイイと思いますが、気になるようでしたらご一緒にお墓参りするご家族や親戚などに合わせてお参りしましょう。