暑すぎて食欲がなくなっています…。お昼ご飯を作る意欲もなく、お茶碗のご飯にしらすを乗せて醤油をひと回しかけて、食べるのが私の中で流行っています。
画像のように雑に『しらす』を散らしております。そして勢いよく口の中にかきこむだけ。


…で、ふとモリモリ食べながら思ったのが【しらす】と【ちりめんじゃこ】って違うのでしょうか?…微妙に違うようでナニがどう違うのかよく分からないので調べました。
【しらす】も【ちりめんじゃこ】も元は同じ稚魚なの?
驚きましたが『しらす』も『ちりめんじゃこ』も…
同じ鰯(いわし)の稚魚でした!
勝手に『ちりめんじゃこ』の方が硬くて小さいから、お互いに別のお魚の稚魚だと思っていました。いつ、どこで呼び名が変わったんでしょう?
ザックリ分けるとこのようになります。
- 塩茹でのみ→釜揚げしらす(水分量は8割ほど)
- 塩茹でして少し干したもの→しらす干し(水分量は7割ほど)
- 塩茹でしてじ~っくり乾燥させたもの→ちりめんじゃこ(水分量は5割以下)
3工程でわかれるようですが、その手前に【生しらす】ってあるのも忘れちゃいけませんよね。うっかり調べようとしましたが…謎が多い。
『生しらす』って言葉は聞くけど『生ちりめんじゃこ』って言葉は聞かないですし、どつぼにハマるようなこのモヤモヤ感は一体…。

しらす(しらす干し)とは?『ちりめんじゃこ』との違い。
しらすは鰯の稚魚を茹でてほんの少しだけ乾燥させています。ちりめんじゃことの違いは色は白っぽいです。
乾燥時間が短いので水分も多くて白いんですね。
ふんわり柔らかく買ってそのままご飯に乗せたり、大根おろしと醤油と和えると美味しく頂けます。
サラダや冷や奴にのせてたり、アレンジなしでパクパク頂けるのが特徴ですね。
ちりめんじゃことは?『しらす』との違い。
ちりめんじゃこは鰯の稚魚を茹でてじ~っくりと時間をかけて乾燥させています。色も茶色くなります。
水分が抜けるので歯触りも『しらす』のふんわり感とは違って硬い食感になります。
ちりめんじゃこは主にふりかけや佃煮が有名です。山椒やシジミの実と一緒に煮てあるとご飯が進みますね。
関西では【しらす】も【ちりめんじゃこ】と呼ぶのが一般的?
私は雪国生まれの人間なので、関西での呼び方が一切わからないのですが【しらす】を全部【ちりめんじゃこ】と呼ぶのでしょうか?もうそうなると…

という投げやりな気持ちになるのは私だけでしょうか。関西だけではなく、四国など地域によって呼び名が変わってくるそうです。
ちりめんは地方よって呼び名が異なります。
カチリ(十分に乾燥したシラス)の場合
【関東】カチリ・上乾シラス・上乾干 【関西】ちりめんじゃこ・上乾ちりめん・カチリシラスぼし(半乾)の場合
【関東】シラス・シラス干 【関西】太干ちりめん・やわ干し釜揚げシラスの場合
【関東】釜揚げしらす 【関西】釜揚げちりめんちりめん小女子の場合
【関東】ちりめんコウナゴ 【関西】ちりめんイカナゴ参照元:しらす雑学【柴栄水産】様より
…もう迷わず食べればイイんですね。『しらす』も『ちりめんじゃこ』も。どっちも元は一緒の鰯の稚魚ですもんね。


本日の雑学のまとめ
では本日の【”しらす”と”じゃこ(ちりめんじゃこ)”の違いとは?】についてのまとめです。
- 【しらす】も【ちりめんじゃこ】も同じ鰯(いわし)の稚魚だった。
- 釜揚げしらす→塩茹でのみ。
- しらす干し→塩茹でして少し干したもの。
- ちりめんじゃこ→塩茹でしてじっくり乾燥したもの。
- しらす(白く柔らかい):そのまま食べる印象。
- ちりめんじゃこ(茶色く硬い):佃煮の印象。
- 関西では【しらす】も全部まとめて【ちりめんじゃこ】と呼ぶ?地域によって様々な呼び方があるようです。
なかなかの強敵でした…。うっかり疑問を抱くといけませんね。無心で『しらすご飯』を頬張っていればこんな事になっていなかったのに。

