
延長試合とか逆転があると燃えるのよね。

俺たち今年もテレビで見れるかな?
しかし、残念ながらスポーツには勝敗があります。負けてしまった高校球児が涙しながら掻き集める甲子園の土。あの土って持ち帰ったあと、どうするのでしょうか?
▼昨年は記念すべき100回記念大会でCMも気合いが入っていました!
阪神甲子園球場でプロ級なダンスする女の子達が話題です。
【理由】なぜ甲子園の土を持ち帰るの?
高校球児なら目指すのが高校野球。その晴れ舞台が甲子園球場ですよね!しかし、敗れた3年生は「もう来れない…」という思いから土を持ち帰るのが通例となっています。
そして、その土を糧に野球に注いできた情熱を次のステップアップへと繋げていけるのでしょう。
1、2年生は「再び来るぞ!」という熱い気持ちから持ち帰らない子も多いようですね。春のセンバツでもバラツキがあるようですが、土の入れ替えがあるので個人的には両方持ち帰るのも良いかと。
最初に甲子園の土を持ち帰ったのは、どこの学校の誰?
ふと思ったのはこの【負けたけど甲子園の土だけは記念に持ち帰る】という『最初の行動を起こしたのは誰か?』という疑問でした。
思い出にその場の物を持って帰りたい気持ちはわかりますが、試合直後のグラウンドの土を集めるってかなり勇気いりますよね。
諸説ありますが1949年に出場した小倉北高校の福嶋一雄さんが最有力です。
3連覇に挑んだ1949年の夏の甲子園大会、準々決勝で岡山県立倉敷工業高等学校に敗れて退場する際、福嶋はスコアボード、ホームベースを直線で結んだ延長線上、バックネットの前2メートルほどのところに佇み、深い悲しみをたたえた眼差しでスコアボードを仰ぎ見、無意識に足元の土を摘んでズボンの後ろポケットに入れ、重い足取りで甲子園球場を後にする。
帰倉した翌日、この福嶋の退場シーンに感動した大会副審判長の長浜俊三から「この甲子園で学んだものは、学校教育では学べないものだ。君のポケットに入ったその土には、それがすべて詰まっている。それを糧に、これからの人生を正しく大事に生きてほしい」という速達が届く。
ポケットの中の土のことなどいっさい覚えていない福嶋は慌ててバッグの中に入れたままにしている汗まみれのユニフォームを取り出し、新聞紙を広げ、ズボンの後ろポケットをひっくり返すと、ほんの一さじほどの甲子園の土が出てきた。福嶋は母と相談し、玄関に置いてあるゴムの木の植木鉢に入れる。この甲子園の土はその後の福嶋の心の糧となり、福嶋を支えた。
土を持ち帰った球児は実は過去にも存在していたのだがこのエピソードが有名になり、福嶋は「甲子園の土を最初に持ち帰った球児」と言われるようになっている。
しかし福嶋は敗れた球児が甲子園の土を持ち帰るという行為を肯定的に考えてはおらず、「おみやげではないのだから、それより甲子園を目指した努力を大切にして欲しい」と語っている。
引用元 Wikipedia
無意識で拾い上げた土だったんですね…。それを見ていた副審判長の連絡がなかったら、洗濯して消えていたかもしれませんね。
甲子園の土を詰めている袋はただの袋じゃなかった!
高校野球の熱戦に破れ悔し涙を流しながら袋に土を詰めている姿を見ていると、こちらまで胸が苦しくなります…。
ただ、みんな同じような袋に詰めているように見えますがナゼでしょうか?

俺だったら負けを意識して袋を用意するのも気が引けるぜ。

どうやらあの土を詰めてる袋は普段は野球のスパイクシューズを入れる袋みたいよ。じゃなきゃ、士気が下がっちゃうもんね。

なるほど〜。
1、2年生の中には『また来年もくるぞ!』という意気込みをこめて、土を持って帰らない熱い高校球児もいるようです。
甲子園の土を持ち帰ったその後の行方…。どうなった?
では球児達は持ち帰った土をどうしているのでしょう?私の周りに甲子園に出場した子は1人もいません。友達の友達という経路でならいる程度で。なので調べてみました。
甲子園の土のその後は…
- 自分の学校の練習場に撒く
- 親戚・友人などに少しずつ分ける
- ベンチに入れなかった仲間や後輩に贈る
- 小瓶に詰めて飾る(土を眺めて辛い時の発奮剤)
- 庭に撒く(その土で樹木を育てる)
こうやって見ると自分の為に持ち帰るのでは無く、仲間や周りを想っているエピソードがありますね。一番多いのは小瓶に詰めて飾るみたいですね。
もしも私だったらやっぱり瓶に詰めて飾りたいですし、小鉢に入れて小さな苗木でも育てたいです。土から更に育っていく過程が見れる楽しみがありますので。
今日の雑学のまとめ
- 甲子園の土を最初に持ち帰った有力候補は…小倉北高校の福嶋一雄さん(諸説あり)
- 甲子園の土を持ち帰ったあとは5タイプが多い…
- 自分の学校の練習場に撒く
- 親戚・友人などに少しずつ分ける
- ベンチに入れなかった仲間や後輩に贈る
- 小瓶に詰めて飾る(土を眺めて辛い時の発奮剤)
- 庭に撒く(その土で樹木を育てる)
高校球児だけが手に出来る甲子園の土だと思うと重みがありますし、一生の宝物になりますね。もしも手元にあったら大事にしたいです。

でもあの土って色んな産地のを配合して補充してるって聞いたけど…

コラ〜!球児の汗と涙が染み込んでる土に意味があるんじゃ!