平成が終わり新たな年号『令和』が始まったと思ったら、肌色の呼び方に関してザワつく昭和生まれのワタシ…。


私が過ごした幼少時(ガッツリ昭和時代)は『肌色』と書かれたクレヨンを握りながらお絵描きをしていました。

色鉛筆や自分で作る絵の具の呼び名も『はだ色』として学校でも一般的に普及していた…筈なんですが、ココ最近はダメなんですね。



ということで今回は『肌色を最近の言い方で言い換えると何て言うの?』という疑問で調べてみます。
肌色は今の言い方だと『薄橙(うすだいだい)』派
クレヨンや色鉛筆を肌色と言っていた時代から現在は『うすだいだい』と『ペールオレンジ』と呼ぶ2タイプが現れてきました。

ネーミングの『薄橙』という漢字よりは元の肌色に近づけた色合いですね。
肌色は今の言い方だと『ペールオレンジ』派

ちなみに英単語では『PALE ORANGE』と書きます。『PALE→薄い』+『ORANGE→だいだい色』となります。


どちらを使うかは、これはもう好みの問題ですね。
文具メーカーによって『肌色』の言い方が違う?
販売されている着色セット(クレヨン、色鉛筆、絵具など)に1つは『肌色』が入っていたと思います。今の言い方ですと…
- うすだいだい
- ペールオレンジ
の2タイプに分かれてきました。これは文具メーカー各社によって色の言い換えが2つに分かれるようです。
- うすだいだい派…トンボ鉛筆・サクラクレパス・三菱鉛筆
- ペールオレンジ派…ぺんてる・PILOT
ザックリ調べてみるとこのようにメーカー側で自主的に色名を変更しています。

根本的に色味は一緒みたいだけどね。
肌色の言い方はいつから変わってしまったのか?
平成11年頃から徐々に肌色が消えていきました。今ではクレヨン、色鉛筆、絵具など、多岐にわたる色名で『肌色』が消えつつあります。
理由としては肌色に対する差別的な意見、国際的な感覚のズレがあったと。
日本も国際社会になりました。保育園や幼稚園も日本人だけじゃなく、多国籍の方が一緒に暮らす生活が一般的になってきました。
その中でお絵描きの最中に…

は〜い!今日はみんなでおうちの人の似顔絵を描きましょー!お顔は『肌色』ですよー!
…なんてロシアの子に言っても

『肌色』?…ちょっとオレんちと違うわー。
って想像してみました。

はだ色は実際の肌の色を示すものではなく日本固有の慣用色
この言葉はどの国と地域にも該当します。日本だけが『肌色』と名乗ってはアウトですよね。国際化が進むと共に私たちも広い視野で考える必要がありますね。
肌色で育った私たちのような世代のお母さんで…

あれ?肌色がないわ…。どの色を使ったら良いのかしら?
…と悩んだらセットの中に入っている『うすだいだい』か『ペールオレンジ』を使ったらOKですよ。